愛知県立豊橋工科高等学校
工場見学をVRで補完。2年生40名が3人1組で改善点を洗い出す3コマ
予算と授業数の制約で回数を増やせない現場観察を、VRで補完。ロボット工学科2年生40名が3人1組で役割を分担し、仮想の工場から改善点を見つけ出しました。
- 支援期間
- 2026年3月
- 公開日

課題
豊橋工科高等学校が挙げていた課題は3つです。
- システムエンジニアなどの進路に向けて、実践的な学習環境を整えたい
- 工場見学は予算と授業数の関係で回数が限られる。VRで代替・補完できないか
- ヒヤリハット活動(危険予知)で、平面の写真ではなく立体映像を使って質の高い意見交換をしたい
3つ目は具体的で、平面の写真だと現場の奥行きやスケール感が伝わらず、生徒から出てくる意見が似通ってしまう、という話でした。
やったこと
機材選定から授業設計、講義実施までを一体で組みました。
教員が生徒のヘッドセット画面を見られる状態にする Meta Quest 3 を22台と管理システムを導入。授業用と探究用のモードを切り分けられる環境にしました。教員が生徒のヘッドセット画面を把握できるので、誰が何をしているか分かる状態で授業を進められます。
3コマ連続で「探究のタネを探せ!」を組む 3コマ連続の「探究のタネを探せ! Quest × 現場観察プロジェクト」を設計。VRChatでの仮想現場観察と、OpenBrushによるXR空間描画体験を組み合わせました。
操作者・記録係・分析係に分けて観察させる 教職員向け研修を先に実施したうえで、生徒は3人1組(操作者・記録係・分析係)に分かれてVR空間の現場を観察。360度カメラで撮影された工場の映像を操作者が見ながら、改善点を記録係と分析係に伝えます。考案した改善策は模造紙にまとめて発表しました。
役割を分けたのは、多角的な視点の必要性を頭ではなく手を動かして掴んでもらうためです。
結果
対象はロボット工学科2年生40名。3年生で取り組む「課題研究」の準備という位置づけで、課題発見能力を養うことが目的でした。
担当の澤田先生からは、平面の写真では似た意見しか出なかったヒヤリハット活動が、立体映像によって変わったという評価をいただいています。
同じような課題をお持ちでしたら、まずは現状をお聞かせください。
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